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Blur『Modern Life Is Rubbish』

2003年のサマーソニック以来、実に11年ぶりとなるブラーの来日が、目前に迫った。ワタシは、幸運にも武道館に加え追加のZepp Divercity公演のチケットが取れ、2公演とも行く予定だ。

ワタシは、過去に2度ブラーのライヴを観ている。前回は、99年のフジロック。そして初回は、93年の渋谷On Airだ。この初回のライヴが、21年前だというのにとても思い出深い。なぜなら、このライヴがワタシにとって初のオールスタンディングだったからだ。

当時はビッグネームを中心に聴いていて、行くライヴの会場も東京ドームや武道館が大半だった。渋谷公会堂で、充分狭いと感じたもの。それが、1000人以下のキャパシティーで天井も低い、密閉感に満ちた会場で海外のアーティストを観たのだから、インパクトを受けて当然だ。ビッグネームを経て、ようやく90年代のアーティストにも興味が沸き始めたところへの来日だった。

このときはセカンド『Modern Life Is Rubbish』リリースに伴うツアーで、来日は11月だった。ヴォーカルオンリーと思われていたデーモン・アルバーンはキーボードも弾き、フロアにダイブもし、そして翌年リリースする『Parklife』からのシングル(にして現在も代表曲のひとつ)『Girls & Boys』も、このとき既に披露していた。

『Parklife』『The Great Escape』と、バンドが音楽的に成長し、商業的にも成功し、ライヴを行う会場も大きくなっていった。がしかし、同時にアイドル化・ミーハー化も加速していて、ワタシはブラーから距離を置くようになった。そして、問題作とされる『13』を引っ提げての来日が、99年のフジロックだった。ここで、6年ぶりにブラーを観た。

2003年のサマソニにも行ってはいたが、このときはディーヴォの方をチョイスしていた。当時は選択に悔いはなかったが、ブラー以上に希少と思っていたディーヴォはこの数年後のサマソニにも出演していて、選択を誤ったかとも思った。

でも、もういいだろう。今回は2夜続けて観られるのだから。

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Elvis Costello 『This Years Model』

エルヴィス・コステロの来日公演が、11日から始まっている。ワタシは、明日13日の公演に行く予定だ。

コステロの来日自体は去年のフジロック以来。単独来日となると、いつ以来になるのかな。ワタシはそのフジも2009年のサマソニも少しだけ観たが、単独を観るのは2006年の東京国際フォーラム以来のような気がしている。

およそライヴにはずれのないコステロではあるが、今回は実はちょっと怖い。10日の記事にも書いた、ルーレットがステージ上に持ち込まれ、オーディエンスが回した曲を演奏する試みが実施されると聞いているからだ。この趣向自体は大歓迎なのだが、ことばの壁がある日本でこれをやって、果たしてぐだぐだにならないだろうかとも思ってしまう。

・・・と思っていたところ、初日の模様をネットで読む限りでは杞憂に終わりそうで、それどころか俄然楽しみになってきた。女性ダンサーもちゃんといるみたいだし、コステロが自らフロアに降りてルーレットを回す客をセレクトしたりもしているとのこと。ルーレットにこだわらず、その場でリクエストを募ってそして演奏してしまう、なんてこともあったらしい。

ワタシは2階の指定席なので、ルーレットを回す大役に選ばれることはまずないと思う。が、もしコステロにリクエストできるとしたら、『No Action』『This Year’s Girl』辺りにすると思う。

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キム・ディールが脱退し、後任として9月のツアーより帯同していたマフスのキム・シャタックも、先日自身のツイッターでバンドから離脱したことを表明。はて、ピクシーズの今後は如何に?と思っていたところ、今日のニュースで後任アーティストが発表された。

パズ・レンチャンティン。

なんと、かつてはア・パーフェクト・サークルやズワンなどで活躍していた、あのパズだ。ワタシはズワンのライヴで観たことがあるが、ベースの腕だけでなくヴォーカルもこなすスタイルは、確かにピクシーズには合っているかもしれない。パズは、来年1月からの北米ツアーよりばんどに参加するとのことだ。

それにしても、ビリー・コーガンもそうだったが、ピクシーズいやフランク・ブラックも、ベーシストは必ず女性だ。曲によっては女性のヴォーカルやコーラスがフィーチャーされているとはいえ、ね。

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秋葉原にタトゥー降臨、という見出しのニュースを見た。「スニッカーズ」のCMに出演したとのことで、その記者会見だったらしい。

t.A.T.u.、秋葉原に降臨 | Barks

タトゥー旋風が日本に吹き荒れたのは、10年前のこと。今回、ジュリアとレナの2人は10年前と同じ制服姿で登場したが、10歳年をとっている分だけちょっと無理がある(笑)。司会はコージー富田で、これが個人的にウケた。10年前にミュージックステーション(Mステ)に出演し、オープニングには登場したもののその後出てこなかったという、いわゆる「タトゥー事件」があり、タモリが番組司会であることに掛けているのだ。

個人的に、先日渋谷タワレコのミッシェル展に行ったばかりで、タトゥー事件を思い出していたところに、なんというタイミングなのだろう。また、明日Mステの放送があるが、KISSやザ・ストライプスも出演する中、いっそタトゥーも乱入して今度こそ歌ってはどうか。

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ブラッドスポーツ(初回限定盤)(DVD付)
スウェードの来日公演が、7日の名古屋よりスタートしている。ワタシは、明日11日の公演に行く予定だ。

再結成後は、サマーソニックナノムゲンといったフェスでの来日はあったが、単独は初だ。解散前から数えると、10年ぶりということになるのだろうか。行き場を失ったかのような10年前からすると、復活後のバンドは開放感に満ち溢れていて、オーディエンスの側も祝祭ムードで迎えている。

ワタシはというと、2年前に再発された5枚のアルバムのコンプリートエディションに、ここのところ漬かっていた。CDは聴いていたもののDVDは手付かずで、週末はだいたいこれに費やしていた。1枚が平均140分あり、5枚分で約10時間にもなっていた。更にはロイヤル・アルバート・ホールのDVDも観た。

今回の公演がサマソニやナノムゲンと決定的に異なるのは、新譜『Bloodsports』リリースに伴うツアーということだ。再結成して期間限定のツアーを行い、その後またそれぞれの活動に戻っていくバンドは少なくないが、ツアーが好調だとそのまま新譜制作に至ってしまうケースもある。ダイナソーJr.しかり。ピクシーズにもその兆しあり。そしてスウェードだ。

新譜は、数回聴いただけだが、まずまずの出来と思う。『Coming Up』その後のように思え、洗練され機能的に仕上がっているイメージだ。冒頭3曲は、ライヴでも映えてくるかもしれない。

というわけで、明日を楽しみにしている。

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Eテレの「スーパープレゼンテーション」という番組に、かつてドレスデン・ドールズで、現在はソロで活動するアマンダ・パーマーが登場することを知り、録画しておいた(放送は7月1日)。

アマンダはクラウドファンディング、つまりネット上のソーシャルメディアを使って寄付金を募り、1か月で120万ドルが集まってアルバムをリリース。かつてドレスデン・ドールズとしてアルバムをリリースしたときに25000枚売れたが、レーベルは失敗とみなした。一方、ライヴ終了後にあるファンから「友達のCDをコピーしたから」と言って10ドルをもらい、ここでアマンダは、自分の曲は可能な限り無料で配信することと、レーベルから離れることを決めた。

もちろん、こうしたやり方に対する批判も受けている。しかし、アマンダはソーシャルメディアをフル活用し、ファンの自宅に泊まったり、ライヴ会場を提供してもらったりしている。これは物乞いではなく、「交換」をしていることに彼女自身が気づかされたからだ。彼女は、それを「信頼」と呼んでいる。

ワタシの知っているアマンダは、2005年のフジロックと2006年の単独で観た、ドレスデン・ドールズのシンガーだった。どちらのライヴでも、終了後に即席でCDが手売りされ、サイン会が行われ、ワタシもそこでCDを求め、サインもしてもらった。これは特別なことではなく、毎回行っていることを、今回の番組を観て知った。プロのミュージシャンになる前、アマンダは路上パフォーマーをしていて、ミュージシャンとは遠くから楽しむものではなく、身近な存在であるべきという信条からだそうだ。

The Dresden Dolls@Fuji Rpck Festival'05(2005年7月30日)
The Dresden Dolls@Duo Music Exchange(2006年9月7日)

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ドアーズのキーボーディストだったレイ・マンザレクさんが20日に亡くなった。死因は胆菅がんで、74歳だった。

ドアーズといえば、ヴォーカルのジム・モリソンがあまりにも突出しているし、ワタシもモリソン中心に見てしまっている。しかしサウンド面で屋台骨になっていたのは、マンザレクさんだと思う。古いような新しいような不思議な音色は、耳に焼き付いて離れない。

解散後も根強い人気を誇るドアーズは、未発表音源のリリースが断続的に行われ、その都度スポークスマンの役を担っていたのはマンザレクさんだった。オリバー・ストーンが監督した伝記映画を、ドアーズの実体を表現していないとバッサリ切り捨てたのも、この人だった。

ドアーズは、21世紀に再結成してツアーを行っている。オリジナルはキーボードのマンザレクさんとギターのロビー・クルーガーで、ドラムは元ポリスのスチュワート・コープランド、ヴォーカルはカルトのイアン・アシュベリーだった。

イアンのジム・モリソン成りきりぶりがすごいと評判で、ワタシもチャンスがあれば見てみたかった。2003年のサマソニに出演していたが、なんとレディオヘッドの真裏。これはいくらなんでも断念するしかなかった。今回マンザレクさんが亡くなったことで、ドアーズが如何なる形でも復活することはなくなってしまったと思う。

さまざまなアーティストが、哀悼のコメントを寄せている。スラッシュ、ジョー・ペリー、グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロング、クリス・ノヴォゼリック、デュラン・デュランのサイモン・ル・ボン、マリリン・マンソンなど。今のところキーボーディストの名が見当たらず、ギタリストやヴォーカリストが目立つのが興味深い。

謹んで、ご冥福をお祈りいたします。天国でジム・モリソンとセッションでもしてるかな。

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去年のサマソニ以来となるシガー・ロスの来日公演が、明日からスタートする。なんと移動日なしの4日連続公演で、ワタシは明日武道館に行く予定だ。

2008年にいったん活動を休止したバンド。理由はヨンシー以外のメンバー3人の結婚と子育てのためとのことだったが、音楽的にバンドはピークを迎えていて、ちょうどいいインターバルになったのではと思う。その間ヨンシーはソロ活動をしていたし。

そして去年、アルバム『Valtari』を引っ提げて活動が再開。サマソニのステージは、バンドがひとまわり大きくなり、一段上のレベルに上がったと思わせる密度の濃さだった。ニュー・オーダーも捨てがたかったが、ワタシはシガー・ロスの方をサマソニベストアクトに挙げている。

武道館はチケット完売だそうで、北欧独特の透明感溢れる世界観と表現力で日本で1万人集客してしまうのは、すごいというより少し不思議な感じがする(ビョークという先駆者はいるが、彼女は基本的に英語で歌っている。対してシガー・ロスは、英語詞もあるが主体にしているのはアイスランド語だ)。

ゼロ年代の10年間は、ワタシにとってはシガー・ロスやコールドプレイ、ミューズが成長していくのを見る10年でもあったと思う。先に不思議とは書いたが、今の彼らなら武道館に相応しいパフォーマンスをしてくれるはずだ。

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去年No Nukes初日のヘッドライナーとして来日したクラフトワークが、早くも単独再来日を果たす。それだけではなく、今回の公演はスペシャルなものだ。

去年4月、クラフトワークはニューヨークの美術館にて『アウトバーン/Autobahn』以降のアルバム8枚を日替わりで全曲演奏するという、前代未聞のツアーを行った。ツアーはその後ロンドンとデュッセルドルフで行われ、そして第4の都市に東京が選ばれたのだ。ニューヨーク公演の記事を読んだときには、これは海の向こうでの出来事と思っていて、まさかそれが日本で実現するなんて思いもしなかった。

公演は今夜8日から始まってまず4夜連続で行われ、1日休んでまた4公演が行われる。5月第2週の週末は、オズフェスト・ジャパンもあり、中止にはなったがロックス・トーキョーも予定にあり、テレビジョンの追加公演あり、と、洋楽ファン泣かせの激戦区になっていた。がしかし、ワタシはクラフトワークを選び、9日(『Radioactivity』)と11日(『The Man-Machine』)の2回行くことにした。

あまり細かく公演の情報を仕入れてはいないのだが、今回はバックドロップの映像が3Dになり、客は入場時に3Dメガネを渡されそれをかけてライヴを楽しむことになるという。これも、今まで誰もやっていなかったことだ。またセットリストだが、ロンドンやデュッセルドルフを見る限りでは、全曲演奏は必ずしもアルバム収録順ではなく、また、当然ながら他の曲も演奏される。

今回の東京公演は、すべて赤坂BLITZで行われる。ワタシが初めてクラフトワークを観たのも、98年6月の赤坂BLITZだ。続けて押さえられた会場がたまたまBLITZだっただけかもしれないが、巡り合わせのようなものを感じている。

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キャロル・キング『つづれおり』

以前WOWOWに加入していたとき、キャロル・キングの日本公演が放送されていたのを録画していて、観た。

当時、単独公演としては18年ぶりだったそうで、公演日は2008年11月11日。会場は、オーチャードホールだ。個人的には今年1月のパティ・スミスのほか、何度か入ったことのある会場だが、音響がすばらしい2000人規模のホールであるだけでなく、落ち着いた大人の雰囲気が漂い、キャロルにも合っていると思う。

ライヴは2部構成になっていて、キャロルは1部は黒のドレス、休憩をはさんで2部はラフな格好だった。編成は、キャロルのピアノのほか男性ギタリストが2人という、シンプルなもの。それだけに、キャロルのピアノと歌が冴え渡る格好だ。

ワタシはこの人をほとんど知らず、アルバムも『Tapestry』1枚しか持っていない。なのに、この人のステージに引き込まれてしまった。知った曲は『It's Too Late』『So Far Away』、あとオーラスで披露された『The Loco-Motion』くらい(作曲がキャロルだとはじめて知った)。いずれも、時代を越えて愛される曲ばかりだ。

それよりもすごかったのが、これらの曲に命を吹き込むキャロルの現役度の高さだ。特に声量の大きさがハンパなく、だてに長年ミュージシャンやってないという意地と、ファンに最高のステージを提供しようとするプロ意識の高さが感じられた。こういう人は、ファンならずとも吸い寄せられてしまうはずだ。

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