ガウディ×井上雄彦 シンクロする創造の源泉

六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されている、「ガウディ×井上雄彦 シンクロする創造の源泉」を観に行ってきた。

アントニ・ガウディは、サグラダ・ファミリアをはじめ独創的な建造物を手掛けたスペイン人建築家。井上雄彦は、「スラムダンク」などを描いた漫画家だ。展示はガウディの半生と作品を紹介しつつ、合間合間にそのときどきのガウディおよびその心情を井上が描く、というスタイルになっていた。

25歳で建築家の資格を取得したガウディは、パトロンを得て精力的に活動を行う。美しい曲線で形作られた建造物は、単なる住居ではなく、アートそのものだ。スタンリー・キューブリック作品にもポップでアーティスティックな建造物が見られるが、時代的にはガウディの方が早いし、しかも実利的だ。ガウディが手掛けた椅子やドアの取っ手(の忠実な再現)には、実際に座ったり握ったりすることができた。

そして代表的なのが、言わずと知れた、現在も建築中の大聖堂「サグラダ・ファミリア」だ。ガウディは2代目建築家として自らの技術を捧げた。ガウディが初代ではなく「2代目」というのに驚いたが、大聖堂のコンセプトはほぼガウディが作り、3代目以降はそれを継承しているようだ。現在の建築家は、9代目にあたるそうだ。ガウディは、路面電車に轢かれて73歳で事故死している。

展示は、床のタイルがガウディのデザインを模したものだったり、プロジェクションマッピングで魚などを映していたりしていて、芸が細かいなと思った。井上の絵は、ガウディを前面に立てて補足のように展示されていた。壁面に、井上が訪れて直に描いたと思われるメッセージもあった。

ガウディ×井上雄彦 シンクロする創造の源泉」は、9月7日まで開催されています。
 
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SPACE EXPO 宇宙博 2014

先週末はソニックマニアとサマソニ初日に参加してきたが、幕張には早めに着いていた。サマソニはメッセの1番から8番ホールを使っているが、9番10番ホールでは「SPACE EXPO 宇宙博 2014」が開催中で、それを観るためだった。会場には、11時頃に入った。

展示は、人類の宇宙開発の歴史を時系列で紹介するようになっていた。まずはNASAのエリア。米ソの競争、アポロ計画、スペースシャトル。ロケットエンジンや月面探査車、指令船、パラシュート。大半はレプリカや模型だが、中には実際に使われたものもあったようだ。スペースシャトル「アトランティス」のコクピットを覗けるコーナーには、30分並んで見た。

SPACE EXPO 宇宙博 2014

JAXAエリアは、宇宙ステーション「きぼう」の船内を体感できるコーナーが一番人気だったが、長い行列ができていたので断念。高画質8Kハイビジョンや最後のショップも、長い行列ができていたためパスした。ほかに見たのは、火星や水星探査のコーナー、触れる隕石、宇宙船内のトイレや寝室、歴代の宇宙服など。2時間弱を費やして、だいたいひと回りした。

SPACE EXPO 宇宙博 2014

行ったのは金曜日だったが、客層は年配の男性が目立ち、女性客も少なくはなかった。20代30代の若い人たちは、あまり見かけなかったかな。土日祝日になれば、また客層は変わると思うけど。上記の通りで、平日午前でも並ぶところは結構並ぶ。

SPACE EXPO 宇宙博 2014」は、9月23日まで開催されています。
 
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 昨日は、アートフォーラムあざみ野までダクソフォンのライヴを観に行ってきたが、ダクソフォンの展示も併せて開催されていて、ライヴ前に覗いてみた。

順路は、まず暗室に通され、ダクソフォンの歪んだ音とイメージ映像が流れるのを体感。室内中央に階段があって、のぼり切ったところが音と映像を最も堪能できる。

続いて展示室となり、ダクソフォンそのものを間近で見る。本体にはめ込むタングという木片は種類が数多くあり、壁にかけられていた。、微妙に形状が異なり、くり抜かれている穴の形もバリエーションに富んでいて、このタングを使い分けることで、より幅広い演奏に対応できる。

初期のダクソフォン、ダクソフォンの原形と思われる木製のギター、ダブルネックギターもあり、その音をヘッドフォンで聴くこともできた。ボタンを押すことで、8種類の木片の音色を発するコーナーも。

ダクソフォンを作ったのは、ハンス・ライヒェルというドイツ人だ(既に亡くなられている)。ハンスはグラフィックデザイナーであり、ギター制作者であり、ミュージシャンでもあったとのことで、自分が演奏する楽器は全て自作したそうだ。ドイツの番組で、ダクソフォン制作の様子やハンスによる解説の映像なども流れていた。

今回の展示や演奏の中心人物である内橋和久は、ハンスと親交があり、自身でダクソフォンを演奏するようになった。この人、調べたらもともとはセッションギタリスト、プロデューサーで、数多くの日本人アーティストと仕事をしており、そのつながりでUAと細野晴臣がライヴにゲスト参加したようだ。

「Listen To The Daxophone」展は、6月15日(日)まで開催されています。入場は無料です。

「アートフォーラムあざみ野」公式サイト

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アンディ・ウォーホル展

六本木ヒルズの森美術館で開催されている、「アンディ・ウォーホル展」を観に行ってきた。

エレベーターで52階まであがると、ロビーにペイントされたクルマが展示されていた。ウォーホルとBMWとのコラボレーションで、世界に1台しかないクルマだそうだ。制作風景の映像も、併せて流されていた。

アンディ・ウォーホル×BMW

エスカレーターで1階あがったところからスタート。幼少期の自身や両親の写真から始まり、シルクスクリ−ンを駆使したお馴染みの作品がお目見えする。各ブースの合間にはウォーホルが発したことばが掲載。この展示は、「誰でも15分は有名になれる」という発言をもとに「永遠の15分」という副題がつけられている。

バスキアとのコラボレーション。マリリン・モンローやモハメド・アリ、ミック・ジャガー、坂本龍一(!)などの肖像画。実験的な映像作品。モノを捨てるのが苦手だったというウォーホルが残した雑誌や手紙などの集約「タイムカプセル」。鉛筆書きのシンプルなアート。などなど、見どころは多い。

中でも個人的に圧巻だったのが、中盤のブースにあった、シルバー・ファクトリーの再現だ。1960年代半ば頃にウォーホルがニューヨークに構えたアートスペースで、映画「ファクトリーガール」「アンディ・ウォーホルを撃った女」「バスキア」などでも確認できた空間だ。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのセッションを捉えたモノクロ映像も流されていて、音はこのスペース内にもBGMとして流れていた。映像にはニコと彼女の息子も映っていて、67分もあるとか。コンパクトなモニターでの上映だったが、大きなスクリーンで流してもよかったと思う。

順路の最後にあるのは、お約束のグッズコーナー。せっかくなので、キャンベルスープがプリントされた大きめのトートバッグを買った。

ウォーホルの展示は去年「アメリカン・ポップアート展」を観たが、今回は国内史上最大規模と銘打っているだけのことはあり、展示数の多さに圧倒された。この展示は、5月6日まで開催されています。

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アメリカン・ポップ・アート展

ハリーポッター展を観るべく地下鉄で六本木駅に着いた際、「アメリカン・ポップ・アート展」なる展示が国立新美術館で開催されていることを知った。六本木ヒルズからでも歩いて10分かからないところにあり、ハリーポッター展の後に立ち寄ってみた。

国立新美術館は乃木坂にあり、かなり広い敷地に立派な建物としてそびえ立っており、二科展も開催されていた。目当ての展示は2階で開催。7~8人のアート作家の作品が人単位で展示されていたが、ワタシが知る作家はアンディ・ウォーホールのみだ(汗)。ウォーホールの展示は過去何度か観ている気がするのだが、今回の目玉はこの人の代表作のひとつ「キャンベルスープ缶」の本物が200個展示されていることだという。他には、おなじみのマリリン・モンローの肖像画もあった。

今回の展示に大きく関与しているのが、ジョン・アンド・キミコ・パワーズ夫妻。キミコ・パワーズはどうやらかつてウォーホルの取り巻きのひとりだったらしく、この人をモデルにウォーホルが描いた肖像画もあった。キミコ・パワーズがキャンドルスープ缶200個を入手したとのことだ。

国立新美術館は今回初めて入ったのだが、外観はモダン、中も豊富な空間をゆったりと使い、吹き抜けもあって開放感があった。展示室も、天井が高くて広々としており、作品はかなり大胆に配列されていたように思えた。「アメリカン・ポップ・アート展」は、10月21日まで開催されています。

アメリカン・ポップ・アート展 | 国立新美術館


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岩合光昭写真展「ねこ」

ライフワークとして猫を撮り続けている写真家、岩合光昭の写真展、その名も「ねこ」を観に行ってきた。

会場は渋谷ヒカリエで、入るのはこれがはじめて。展示スペースは、9階にあった。若い人から年配の方々までと、客層は幅広い。猫の表情をよく捉えている写真が多いが、中にはどうやって撮ったのかと思うような信じられない&決定的瞬間を捉えた写真もあった。魚を奪い合う2匹の猫とか、屋根から飛び降りる瞬間とか。

撮影地は、日本と海外が半々だった。海外は、イタリア、ギリシャ、モロッコ、スペイン、トルコといった、地中海周辺。岩合さんが飼っていた「海」という猫のコーナーや、猫について岩合さんが語る映像コーナーもあった。

ヒカリエの展示は元々知っていたが、会場まで行ってもうひとつの展示があることを知り、しかもこの半券持参にて割引されるとのことなので、もうひとつの展示にも行ってみた。今度は恵比寿の写真美術館で、タイトルは「ネコライオン」。

岩合光昭写真展「ネコライオン」

こちらは、ネコとライオンの似たような写真を並べる、よくできた展示だ。あくびをするネコとライオン、寝転がるネコとライオン、獲物を狙うネコとライオン、など。ネコはともかく、野生のライオンの表情をカメラに捉えることができるのはすごい。

ライオンは、タンザニアの自然保護区をはじめ海外で撮影されたもの。ネコは日本が大半だが、中にはアメリカやオーストラリアで撮影されたものもあった。ヒカリエの展示とのダブりは、最小限にとどめられていた。

ヒカリエの「ネコ」は、本日25日にて終了。恵比寿の写真美術館の「ネコライオン」は、10月20日(日)まで開催されています。

岩合光昭写真展「ネコライオン」| 東京都写真美術館

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館長庵野秀明 特撮博物館

東京都現代美術館で開催されている、「館長庵野秀明 特撮博物館」を観に行ってきた。

美術館は東西線または都営大江戸線の清澄白河駅が最寄りで、東京の下町の風景と雰囲気が漂っている。そんな中にそびえたつモダンなデザインの建物が美術館だ。そして、着いてびっくり。特撮博物館の入場列が何重にもできていたのだ。アナウンスでは、チケットを買うのに35分、入場するのに2時間半かかるとのこと。ディズニーランドかよ。ワタシはチケットはあらかじめ買っていたので、そのまま列に並んだ。

結局、1時間半並んでやっと入場。しかし各展示スペースも激混みで、芋洗い状態。なので展示物に極度に執着するのはやめ、やや遠めにみながら少しでも早く次のブースに移ることを心がけた。展示されているのは、主に昭和期に放送された特撮作品で使用されたミニチュア。東京タワーをはじめとする街並みのジオラマ、ヒーローもののマスク、戦闘機や潜水艦、そしてヒーローたちだ。

メカゴジラやキンングギドラ、ゴジラなどは、ミニチュアのみならず人間大の展示もあった。ウルトラマンにはまとまったコーナーがあり、歴代ウルトラマンのマスクや科学特捜隊などの兵器のミニチュア、エンブレムのデザイン画などが展示されていた。そのすぐ後がヒーローもののマスクで、ミラーマン、スペクトルマン、ライオン丸、電人ザボーガーなどのマスクが確認できた。

目玉と言えるのが、この展示のためだけに撮り下ろされた、約10分の映像だ。題して「巨神兵東京に現る」。恐らく綾波レイの林原めぐみがナレーションをしていて、東京の見慣れた実際の街並みとミニチュアの街並みとが交錯する中、ついに巨神兵が登場。口から火を吐いて東京を焼き払い、そして一体ではなくいつのまにか数10体が連なって街を焼きつくす。これが、「火の七日間」のはじまり、という設定。つまりは、「風の谷のナウシカ」の世界観につながっていくという、嬉しい構成になっていた。

巨神兵

この展示は7月から始まっているが、明日8日が最終。ほんとうは一週間前に観に行くつもりだったのだが、台風接近のため無理をせず、今日にリスケしていた。特撮の展示は一部のマニアだけが観に来るものと思い、全く並ばずに余裕で入れると思っていたが、とんだ見込みちがいだった。明日行く人は、早めに到着するか、それなりに並ぶことを覚悟した方がいいでしょう。

「館長庵野秀明 特撮博物館」公式サイト

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ガンプラボックスアート展は渋谷PARCOパート1の6階で開催されているが、同じパート1の3階ミュージアムにて小沢健二の展覧会もあり、コチラも併せて観てきた。

展示内容は、小沢が南米やアフリカ、インド、ラオスなど世界中を旅して目にした光景や現地で録音した音などに、自身の解説を音声で入れたもの。合間合間に、少しだが2010年ツアーの写真もあった。世界各地の光景や音というのは、当然ながら日本とは異なっていて、小沢が観て感じたことをわずかではあるが擬似的に体験できる。

但し、狭いスペースに多くの写真を詰め込みすぎている。隣接する展示物とかぶらないようにするためというのもあり、音声を聴くためには写真の真っ正面かつ1歩下がったポジションにピンポイントに立たなければ聴こえない。なので、先約がいた場合はその人が移るのを待たなければならなかった。というわけで、音声は適度にスルー。

こうした展示ではお約束のグッズコーナー、ご多分に漏れず小沢も「ポップ・アップ・ショップ」と題してやっていた。コットン素材のTシャツやこの展示の写真集などが販売されていた。Tシャツの種類はかなり豊富だったが、そのほとんどをまとめ買いする人も。ワタシが行ったとき、客はほとんどが女性だった。

興味深い展示ではあったが、ぶっちゃけ1000円は高い。400円がいいとこだろう。

この展示は4月2日まで開催され、その後全国をまわるそうです。

小沢健二「『我ら、時』展覧会とポップ・アップ・ショップ」 | PARCO MUSEUM | パルコアート.com

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Little Barrie1

昨日の原宿、メインはデヴィッド・バーンだったが、そのほかに2つの写真展も覗いていた。今回は、最初に行ったのを紹介しよう。

原宿というより青山に近い、ポール・スミス・ギャラリーで、リトル・バーリーの写真展が行われている。1階と2階がファッションや雑貨類の販売。3階がフリースペースになっていて、そこに写真が飾られている。階段をのぼったところの狭いカウンターの壁に、サインが書かれていた。

Little Barrie2

写真はモノクロが多く、カラーは少々。撮影場所はパリやロンドンで、ホテルの部屋にて窓から外を臨んでいたり、街中に佇んでいる構図などだ。彼らは21世紀に登場した、まだ若いバンドだが、こうして写真で観てみると、独自の雰囲気を持っている。ポール・スミスと一緒に写っている写真もあった。衣装提供とか、しているのかな。

バンドは、ショウケースライヴを含むプロモーション来日をしている。8日には渋谷タワレコでインストアイベントをこなし、10日には代官山Unitでライヴを行った。写真展も10日から始まっているが、前日の9日にどうやら関係者のみでのパーティーをしたらしい。このギャラリーでDJプレイをしているのが、Hostessのサイトに掲載されていた。3階は最上階で、ベランダはパーティーができそうな作りになっていた。

写真展は、26日まで行われています。入場は無料です。

King Of The Stills  Little Barllie写真展

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ゆらゆら帝国写真展
ドコモ内覧会〜ボブ・ディラン絵画展ときて、その後は恵比寿へ。リキッドルームの2Fで行われている、ゆらゆら帝国の写真展を観るためだ。

リキッドに来るのも随分久しぶりで、2Fのレイアウトが少し変わっていた。ギャラリーは、一番奥のこぢんまりとしたスペース。写真は壁にかけられていて、中央のソファーにはタコ人間の抱きまくら?があった。

写真は、宣材用の見覚えのあるものから、ステージでのライヴシーン、バックステージの様子など、枚数を絞り込んでいながらもゆら帝の活動を凝縮したかのような内容だった。特にステージ写真は圧巻で、かなり近いところからメンバーを捉えていた。また、ライヴではどうしても坂本慎太郎に目が行きがちになるが、ここではベースの亀川千代やドラムの柴田一郎のショットもあった。

この写真展、21日(日)まで行われています。入場は無料です。

ゆらゆら帝国写真展告知Webサイト

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