タイガーマスク DVD-COLLECTION VOL.4

ミラクル3のときはパワーとクリーンファイトで勝ち進んでいたが、タイガー・ザ・グレートはパワーと悪どい反則技を繰り広げる。タイガーマスクは防戦一方で、腹部をえぐられたりロープに目をこすりつけられたりで、おびただしい出血をしてしまう。アニメとはいえ、かなりえぐい描写が続く。

さすがのタイガーマスクも、途中から反則技で応戦。しかし、場外戦で折れたテーブルに顔面を串刺しにされそうになり、逃れるためについにマスクをはずしてしまう。素顔をさらした伊達直人はタイガー・ザ・グレートを上回る反則技を繰り出し、最後は照明に逆さ吊りにして打撃を加えた後、照明が崩れ落ちるときにパイルドライバーで仕留め、更にグレートは照明の下敷きになってしまう。

伊達直人は、大門大吾の墓に虎の穴との戦いに勝ったことを報告。ジャイアント馬場を通じて虎のマスクを高岡に託し、ちびっこハウスの子供たちに想いを馳せながら国外に旅立つ。これで、105話に渡った物語が完結している。

ところで、タイガー・ザ・グレートとの戦いの前、タイガーマスクはその素顔を若月ルリ子に明かしている。原作では、タイガーマスクの正体は伊達直人ではとルリ子はずっと思い続けていたものの、結局伊達直人は誰にも正体を明かすことなく事故死している。ルリ子がずっともやもやした気持ちを抱き続けていたのを、アニメではすっきりとさせていて、これはこれでアリかなと思う。まるで「あしたのジョー」でホセ・メンドーサとの世界戦の直前にジョーと白木葉子が対面したときのようだった。

アニメについては前半と最終回しか観ていなかったので、今回、2年以上に渡って全105話を観ることができて、さっぱりとした気持ちだ。

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タイガーマスク DVD-COLLECTION VOL.3

MXTVで放送されていたタイガーマスクが、4月4日で終了した。最後の6話は、録画しておいたのをまとめて観た。

ワタシは一時期原作マンガを所有していたので、脳内で対比しながら観ていた。原作は虎の穴からの刺客だけでなく、実在するレスラーとも戦いながら総合的なプロレスラーとして成長を遂げ、最後はNWA王座に挑戦するところまで行くが、試合前に子供を助けようとして事故死してしまう。

対してアニメは、虎の穴との戦いが最後まで続き、原作にはないオリジナルのキャラクターが多数登場する。虎の穴で伊達直人の親友だった大門大吾は同じく虎の穴を裏切り、覆面レスラーのミスター不動になる。タイガーマスク・不動組と虎の穴首領ビックタイガー・ブラックタイガー組と戦いで、タイガーマスク組が勝利するも大門は重傷を負い、絶命する。ここが、中盤のハイライトだ。

大門と入れ替わるかのように、高岡拳太郎が台頭する。やはり虎の穴出身者で、当初は母の死はタイガーマスクのせいと吹き込まれ刺客としてタイガーマスクを襲うも、真相を知ってからは虎の穴を裏切り、タイガーマスクの弟分のような存在になる。

一方、虎の穴にはラスボスが控えていた。ミラクル3として日本マットに上がり、次々にレスラーを倒す一方で、タイガーの戦い方を研究する。タイガーマスクに先立って行われた高岡との戦いでタイガー・ザ・グレイトと名乗るようになり、高岡を病院送りにした後、ついにタイガーマスクとの運命の戦いが始まる。

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あぶさん (1)

ビッグコミックオリジナルに連載中の野球マンガ「あぶさん」が、来年2月を以て完結することが発表になった。連載開始から41年という、野球マンガの最長不倒を更新し続けていたマンガだった。

大酒飲みの主人公景浦安武は、ノンプロを経てドラフト外で南海ホークスに入団。しばらくは代打の切り札として勝負強さを発揮していたが、やがて外野やサードの守備もこなすようになり、ある時期はピッチャーまでやっていた。現実なら引退しているであろう40代半ばになって3年連続で三冠王を達成し、なんと62歳まで現役だった。引退後はいったん球団を離れるが、今年は一軍助監督を務めていた。

スタート時は、型破りなキャラ設定にしつつも中堅選手の域に留まっていた。それが年を経るにつれてスーパーマン化し、いつしか球界を代表し頂点に君臨する選手になった。現実のプロ野球ともリンクさせ同時進行しており、劇中には実在の選手や監督も数多く登場した。特に若い選手にとっては、「あぶさん」に描かれることが、プロの選手として一人前のステータスを得たような空気になっていた。

今回のニュースを聞き、思ったのは引き際の難しさだ。62歳まで現役選手というのは、夢はあるかもしれないが、どう考えても無理なことだ。作者の水島新司も、南海からダイエーになったときなど、何度か終わらせることを考えたに違いない。もしかすると、延命は作者の意図ではなく、ドラゴンボールのように出版社側の意向によるかもしれない。ただ、現実離れしていく代わりに、優勝、日本一、息子景虎との対戦や親子共演なども実現している。

ワタシは、80年代半ばのあぶさんがピッチャーをこなし始めた辺りから読み始め、以降断続的に読みこなしていたが、正直、現役引退後少ししてからは離れていた。その一方、スーパーマン化していない、もともとのあぶさんはどうだったのだろうかとも思い、1巻から少しずつ読むこともしていた。有望視された同期が志半ばで引退していたり、そこそこ恋愛模様もあったり、後に結婚する大虎のサチ子とも当初は微妙な距離感があったりと、結構面白い。

単行本のフォローは、今後も地道に続けたい。そして、連載の最終回も楽しみにしている。

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ルパン三世展

川崎市民ミュージアムで今日まで開催されていた、「ルパン三世展」を観に行ってきた。

モンキーパンチによるマンガの原作、アニメパート1、パート2、パート3、ルパン対複製人間(マモー)、カリオストロの城、バビロンの黄金伝説、毎年放送しているテレビスペシャル、峰不二子という女、など、メディア展開されたほぼ全ての作品をフォローしていて、その徹底ぶりが嬉しい。

原作については原画を展示し、アニメはセル画や設定資料、絵コンテなどを展示。その後の声優陣とは異なる配役での、宣伝用パイロットフィルムの上映もされていた。モンキーパンチによる、書き下ろしのイラストや水墨画もあり、海外版の単行本や連載時の雑誌などもあった。最もスペースが割かれていたのが、「峰不二子という女」。時系列で見ると、最も新しい作品だからかな。個人的には、ほぼリアルタイムで観たマモーとカリオストロの資料が、もっと豊富だったらなおよかった。

川崎市民ミュージアムに来たのは、映画「ジョン・レノン、ニューヨーク」を観に来て以来。ルパン展は有料だったが、1980年代のサブカルチャーを整理した展示も併設されており、こちらは無料で見ることができた。川崎市、文化事業の浸透に関して積極的だ。横浜市では、こういうのやっていないのだろうか(今度調べてみる)。

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海外では高評価を得ているものの、国内では興行的に苦戦。評価もまっぷたつだそうだ。しかし、アニメを観ていて、原作を読み、戦場まんがシリーズも読んでいる身として言わせてもらえれば、今作の出来には満足している。

まず危惧したのは、主要キャストを俳優陣で固めていることだった。宮崎駿は声優の過剰なアフレコが嫌いで芸能人を起用していると聞いたが、ワタシはその逆で芸能人のアフレコが嫌いだ。役の声を聞いてその人の顔が浮かんでしまえば、それはもうアウトだと思う。ジブリアニメにも、そういうケースはたくさんある。

がしかし、今回、そうしたストレスを感じることはなかった。ヤマの三浦春馬、ミーメの蒼井優には、ズレを感じることはなかった。小栗旬のハーロックは、役作りに苦労したのが伺えるが、ぎりぎり持ちこたえたと思う。そして、一番のはまり役は副長ヤッタランの古田新太だった。全く違和感がなく、この人を見直した。

フルCGによる映像の美しさは、群を抜いている。2001年公開の「ファイナル・ファンタジー」も素晴らしかったが、それに並ぶかあるいは凌いでいると思う。人物以外の背景やメカだけのシーンを見ると、実写ばりのリアリティーを表現できている。日本映画は実写では歯が立たないが、アニメでならハリウッドと渡りあえる。そう確信させてくれる。

難は、ストーリーと設定だろう。ハーロックが100年生きているとか、人類が侵略の限りを尽くした結果の贖罪として地球を破壊させるとか、それを実行するためのエネルギー?のダークマターについては、もっとフォローが必要だったと思う。ミーメがなぜ特殊な能力を持っているのかという補足も、どこかでしておくべきだった(してたかなあ)。

100年前の戦争で主力となった戦艦がデスシャドウだったり、ハーロックが使うサーベルの先端が銃になっていたり、大山トチローもちょっと出てきたりと、当然だが原作やアニメのテイストが継承されているのは嬉しいところ。一方で思うのは、ハーロックのような、かつてのアニメやヒーローものでは必ずいたニヒルな2枚目は、今の時代には合わなくなってきているのかも。

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7月にBSで手塚治虫と石ノ森章太郎の特番を一週間に渡り放送していたが、それにリンクする作品展「マンガのちから」を、東京都現代美術館まで観に行ってきた。

この美術館に来るのは去年秋の「館長庵野秀明 特撮博物館」以来で、そのときは入場に長蛇の列ができていて入るのに1時間以上かかる大混雑ぶりだった。今回、少しでも混雑を避けるべく、開館時間直後を狙って現地入り。混雑はなく、展示も自分のペースでゆったり観ることができた。

展示物は作品の原画を主体とするが、中にはアイディアを書き留めたノートやメモなどもあった。手塚作品と石ノ森作品を常に対になるように配置し、愛や死、女性などのテーマ別の対比もあった。

こういう展示はえてして撮影禁止なものだが、今回は一ヶ所だけ写真撮影を許されたところがあった。トキワ荘の再現した外観がそれだ。裏側には、石ノ森や手塚の部屋を再現していて、石ノ森の部屋は煩雑、手塚の部屋は整頓されているという具合で、ここでも対照的だった。

トキワ荘

終盤には、虫プロと大阪芸術大の協力により製作された、「魔神ガロン」のオリジナル映像23分を観ることができた。スタッフに吉川惣司や高橋良輔らの名前があり、短編ではあるがなかなかの力作だった。

最後のブースは、2人の同世代もしくは2人をリスペクトするマンガ家たちのコーナーだった。永井豪は石ノ森のアシスタントだったこと、松本零士は石ノ森と全く同じ日に生まれたことを、今回はじめて知った。「よろしくメカドック」の次原隆二によるマンガ解説作品もあって、少しびっくり。

最後はお約束のグッズコーナー。この手の展示には結構足を運んでいるワタシだが、グッズを買うことはほとんどなかった。しかし今回は、チケットを入れられるちょうどいいサイズのクリアケースやLEDのルーペなど、結構実用的なものがあったので、いくつかを購入。図録も購入した。

手塚治虫の展示は何度か観に行ったことがあるが、石ノ森章太郎の展示を観るのは、ワタシにとっては恐らく今回がはじめてだ。アニメや特撮で先に馴染んでいる作品のマンガの原画が観られたのは嬉しかったのと、マンガそのものを読みたくなる衝動が沸き起こっている(笑)。

「マンガのちから」は、明日8日まで開催されています。

マンガのちから | 東京都現代美術館

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7月、BSで手塚治虫と石ノ森章太郎の特集が約一週間に渡って放送されていた。アニメ化あるいは特撮になっている2人の作品を任意にピックアップして初回と最終回を流し、また爆笑問題の2人がそれぞれ手塚と石ノ森を演じることで、2人の半生を検証。そしてラストは、浦沢直樹や秋元康らを論客に迎え、改めて2人の存在や作品を検証していた。

初回・最終回放送で扱われ、その中でワタシが観たのは、「仮面ライダー」「ブラック・ジャック」「キカイダー」といったところ。仮面ライダーは、初回は覚えているが、最終回はぼんやりだったので、楽しめた。ブラック・ジャックについては、アニメ化されたのはほんの一部なので、はじまりと終わりという感じではなかった。

石ノ森は手塚のマンガを読んでマンガ家を志し、手塚は投稿作品の中から石ノ森少年の才能を見抜いて東京に呼びトキワ荘に住まわせた。手塚が創刊した雑誌「COM」に石ノ森が掲載した「ジュン」のセリフのない表現に、手塚が嫉妬したのは今や語り草だ。しかし爆笑太田は、タブーを犯しちゃダメだよという警告だと解釈している。

手塚だけ、石ノ森だけをピックアップしたことは、これまでにもあったと思う。しかし、2人を対等な関係で並べたのは、ちょっと記憶にない。そして、2人がライバル関係にあったというのは、どうにも違和感がある。確かに、手塚は巨匠になっていながらも若き才能が出るたびにライバル視していたけど。

番組でも、馬場と猪木、長嶋と王みたいなたとえをしていたが、ワタシは、強いて言うならば織田信長と豊臣秀吉のような関係性ではないかと思う。後世から振り返れば2人は同列になってしまうのかもしれないが、少なくとも2人の間にははっきりした上下関係があったと思うのだ。

さて、なぜ今2人がピックアップされているのかというと、実は東京都現代美術館にて2人の作品が展示されているのだ。9月8日まで開催されているとのことなので、終わる前に足を運んでみるつもりだ。

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宇宙戦艦ヤマト 2199 (1)

宇宙戦艦ヤマトのリメイク版が、現在TBSで放送中だ。オリジナル版を活かすところは活かし、修正すべきところは修正し、そしてリメイク版としてのオリジナリティーも出そうとしている。

ワタシは、いちおうオリジナル版はそれなりに観ている身だが、ああこんなシーンあったあった、と、思わず狂喜しながらツッコミを入れている。BGMがほぼ同じで、オリジナルは作曲家宮川泰だが、今回の宮川彬良という人は、どうやら息子のようだ。この継承、嬉しい。

修正は、イスカンダルまでの距離を16万8千光年としたり(オリジナルは14万8千光年)、ヤマトの全長を伸ばしたりしている。オリジナルは女性クルーが森雪ひとりで、複数のポジションを掛け持ちするのは体制として不自然なこともあってか、今回は女性クルーをかなり増やしている。沖田と土方、徳川彦左衛門と息子、徳川と山崎、など、オリジナルでもあってもよかったショットが、ココでは実現している。

リメイク版としてのオリジナリティーは、なんだかなあと思うところと、今後が楽しみと思えるところとがある。前者は、キャラクターデザインがチャラすぎて、恐らく番組が終わるまでワタシは受け付けないと思う。特に、自分に酔っているようなデスラーはいただけない。相原と南部が、最早字幕なしには誰だかわからなくなっているのも残念だ。

後者は、森雪が古代進に従順な女性ではなく自立した女性になっていること、古代との仲が規定路線になっていないことが面白い。コスモタイガー隊の山本は既に戦死していて、妹が遺志を継ぐように乗り込んでいるのも面白い。そして今回、藪は森雪を拉致して反乱を起こすのだろうかと、藪が出てくるたびに気になってしまう(笑)。

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声優の内海賢二さんが13日に亡くなった。死因はがん性腹膜炎で、75歳だった。

ワタシにとっては、アニメ声優として馴染み深い方だった。「Dr.スランプ」の千兵衛さん、「キャシャーン」のブライキング・ボス、「あしたのジョー2(映画版)」のDr.キニスキー、「スペースコブラ」のターベージ、「北斗の拳」のラオウ、などだ。

千兵衛さんのキャラクターこそコメディ調だが、主人公に立ちはだかる敵の大ボスが似合い、クールで威厳溢れるキャラクターを演じていた。「キャシャーン」は3度アニメ化されているが、同一人物を毎回演じたのは内海さんくらいだったそうだ。

今回の訃報にてはじめて知ったのだが、内海さんの奥さんは、「サザエさん」のワカメ、「ドラえもん」のしずかちゃんなどをこなす、声優の野村道子だった。

またひとり、名優がこの世を去りました。謹んで、ご冥福をお祈りいたします。

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声優の納谷悟朗さんが、先週5日に慢性呼吸不全で亡くなられていた。83歳だった。

納谷さんといえば、真っ先にあがるのが「ルパン三世」の銭形警部役だ。ルパンの好敵手であり、いつもルパンや次元・不二子たちにやり込められてしまう損な役回りだが、憎めないキャラクター。しかし、数あるシリーズの中で最も儲け役になったのも銭形と思っていて、それは、「カリオストロの城」のラス前でのあの名ゼリフがあるからだ。 ネットしていてわかったことだが、ルパンの声を担当していた山田康雄が亡くなったとき、弔辞を読んだのが納谷さんだったそうだ。

他には、「宇宙戦艦ヤマト」の初代艦長沖田十三、「風の谷のナウシカ」のユパなど、主人公の数歩先を行き、教え、導く役をこなしていた。個人的には、コミカルで間が抜けている銭形より、この2役の方がより納谷さんらしいのでは、と思っている。

謹んで、ご冥福をお祈りいたします。

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