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おとといポール・ウェラーのライヴに行ってきたが、これまで何回観に行っただろうと数えてみた。通算14回で、内訳は以下の通り。

92年 NHKホール
93年 渋谷公会堂
94年 簡易保険ホール
97年 赤坂BLITZ
2000年 Zepp Sendai
2001年 Club Quattro
2004年 Rock Odyssey
2006年 中野サンプラザ
2006年 Zepp Tokyo
2008年 Shibuya-AX
2008年 Summer Sonic 2008
2009年 Studio Coast
2009年 Fuji Rock Festival'09
2012年 Zepp Divercity

ジャムは82年に来日しているが、世代的に届かない。スタイル・カウンシルは80年代半ばに何度か来日していると思うが、物理的に首都圏に住んでいなかった。そしてソロだが、91年にポール・ウェラー・ムーヴメントと題して公演を行っていたのは、知らなかった(汗)。しかし、92年以降は欠かさず足を運んでいる。

同一名義のアーティストで14回というのは、ワタシにとっては洋楽アーティストでは最多だと思う。他の主だったところだと、ローリング・ストーンズ13回、ボブ・ディラン12回、プリンスとオアシスが11回、レディオヘッドとマニック・ストリート・プリーチャーズが10回という具合。オアシスは、ノエルのソロとビーディ・アイを上乗せすれば15回になるが。そしてウェラーをしのぐのも、恐らく東京事変の20回だけだ。

ストーンズやディランの場合は、1度の来日につき固め撃ちしているがために回数が増えている。しかしウェラーの場合は、2006年を除いて各来日で1回のみだ。ということは、この人がそれだけコンスタントにアルバムをリリースしツアーを行い、日本に来てくれていることの証明に他ならない。そんなウェラーに対するワタシの情熱も、醒めることがないのだ。

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Paul Weller@Zepp Divercity

照明にトラブルがあったらしいが無事に対応が済み、19時過ぎにポール・ウェラーとバンド登場。『Up The Dosage』『That Dangerous Age』と、最近2作からの曲でスタート。バンドはギターのスティーヴ・クラドックのほか、ベース、キーボード、ドラム、パーカッションという編成。3年前の来日のときと、同じメンバーかな。

近年のライヴではジャムやスタイル・カウンシル時代の曲も演奏するようになったが、今回もそうなっている。ジャムからは『Start!』、スタカンからは『The Cost Of Loving』『Long Hot Summer』ときた。『Long 〜』以外は過去のツアーとかぶっておらず、嬉しい限り。これらの曲が懐メロにならないのは、ウェラーが未だ進化を続け、現在進行形の人だからだ。

そんなウェラーを支える、バックの好演も見逃せない。特にスティーヴ・クラドック。3か月前にはオーシャン・カラー・シーン(OCS)としてフジロックで来日したばかりだが、当然かもしれないがプレイぶりが違う。というか、OCSの方がきっちり手堅く弾いているように思え、ここではワウペダルを駆使したり長尺のソロを任されたりと、「師匠」に自由に暴れることを許されているかのように弾きまくっていた。

ウェラーはブルーのTシャツ姿で、3年前より体が絞れているように見えた。自らのギターソロのときはエネルギッシュにステージ上を動いていて、そればかりかフロアに手を振ったり指を指したりと、すこぶるご機嫌な様子。そしてタバコ吸いまくりで、曲間のみならず他のメンバーのソロのときや、自身でエレクトリックピアノを弾く合間にまでもだ。

セットリストは、最近3作『22Dreams』『Wake Up The Nation』『Sonic Kicks』からを軸としていて、キャリア集大成というより新たな挑戦を続けているさまがにじみ出ている。その新譜『Sonic Kicks』の中でもキャッチーな『Dragonfly』を経て、ソロファーストからの『Into Tomorrow』『Above The Clouds』でギアが一段上がった。この2曲のとき、ワタシが初めてこの人を観た92年NHKホール公演のことがふっと頭をよぎった。あれから、いつのまにか20年が経ったのだ。

個人的なハイライトは、アンコールのときにやってきた。イントロこそパーカッションだったが、すぐに「あの曲」とわかった。体感するのは2004年ロックオデッセイ以来となる、スタカンの『My Ever Changing Moods』だ!場内も、このときが最高潮に達したのではないだろうか。安易に過去の実績に頼ってこなかったウェラーだが、ソロでも実績を積み上げ若きアーティストたちにリスペクトされ、更に封印を解いたのだから、鬼に金棒とはまさにこのことである。

セカンドアンコール、ウェラーはバンドメンバーを紹介して『Broken Stones』を切々と歌い、これで終わりかと思いきや、オーラスはギターを手にしての『The Changingman』だった。ここまでギターソロはスティーヴに任せることが多かったが、最後は自らガンガンに弾きまくっていた。

01. Up The Dosage
02. That Dangerous Age
03. 7&3
04. Start!!
05. Friday Street
06. The Attic
07. The Cost Of Loving
08. When our Garden's Over Grown
09. Kling I Klang
10. All I Wanna Do
11. How Sweet It Is To Be Loved By You
12. Pieces Of A Dream
13. Fast Car Slow Down
14. Moonshine
15. 22 Dreams
16. Long Hot Summer
17. Dragonfly
18. Into Tomorrow
19. Above The Clouds
20. Foot Of The Mountain
21. Around The Lake
---encore1---
22. My Ever Changing Moods
23. From The Floorboards Up
24. Porcelain Gods
25. Stanley Road
26. Whirlpools End
---encore2---
27. Broken Stones
28. The Changingman

『How Sweet It Is To Be Loved By You』っていつの曲?と思い調べたら、『Wake Up The Nation』のitunesボートラだった。

とても素晴らしいライヴではあったが、強いて難を言えば、他の日には演奏された『Carnation』『Shout To The Top』が、セットリストから落ちてしまったこと。1回じゃなく、複数観に来いってことかな(笑)。

ライヴ前半、ステージ向かって左の袖に、純白のドレスを着た女性と、真っ黒いいでたちの男性の姿が見えた。恐らく、娘リアと息子ナットだったと思う。

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ポール・ウェラーが2009年フジロックフェスティバル以来となる来日を果たし、22日から日本公演を行っている。ワタシは、明日のZepp Divercity公演に行く予定だ。

来日は3年ぶりだが、当人はこの間休むどころか依然として精力的に活動している。2009年は前年にリリースした大作『22Dreams』に伴うツアー、2010年には『Wake Up The Nation』をリリース。このときは、残念ながら来日公演は実現しなかった。そして、今年は春先に新譜『Sonic Kick』をリリース。今回の来日は、このアルバムにリンクしたツアーとなる。

今回の『Sonic Kick』は、なかなかユニークだ。音としてはテクノテイストの組み込みが顕著で、よくよく考えたらジャムでもスタイル・カウンシルでも、やっているようでいて実はやっていないアプローチだ。これまで築いてきたスタイルをキープするのではなく、ここへ来ての実験いや挑戦だ。かと思えば、DVDに収録されているインタビューでは家族のことを語り、この人が長きに渡って活動し、年を重ねていることを感じさせる。

今作のゲスト参加アーティストには、ノエル・ギャラガーやグレアム・コクソン、そして今や「舎弟」状態のスティーヴ・クラドックの名前ももちろんある。グレアムはともかく、ノエルはポールのような挑戦をしているだろうか(これからするのかもしれないが)。

今回の来日には娘と息子も一緒に来ていて(以前の来日もそうだったのかもしれないけど)、2人ともTwitterをやっている。ポール一行の打ち上げの写真を観ることができるなど、結構新鮮だ。

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Paul Weller@Studio Coast

チケットは完売していないと聞いていたが、それでも開演近くになるとほぼ満員と思える入りに。バンドメンバーは去年サマソニで来日したときと同じだが、メンバー間のつながりがより蜜になっていた。

セットリストは新作『22 Dreams』を軸とし、ここからかなりの曲が演奏された。中盤にはアコースティックコーナーがあり、『Brand New Start』ではドラムとキーボードの人にも歌わせ、『Wild Wood』は原曲と大きく異なるアレンジにするなど、これまでのこの人のライヴからは想像つかないことの連続だった。しかし、それはこの人が今なお現役であり、挑戦を続けていることの証だと思う。

隠れ目玉であるジャムやスタカン時代の曲だが、昨夜のチッタでは演奏されたという『Shout To The Top』が落ちてしまったのは残念。『The Butterfly Collector』はアコースティックで披露され、そしてオーラスが『Town Called Marice』だった。

これから公演に足を運ばれる方、楽しんできてくださいね。

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ポール・ウェラーの来日公演が、今夜の川崎からスタートする。ワタシは、明日スタジオコーストで行われる公演に行く予定である。

昨年、新譜『22 Dreams』をリリースし、サマソニで来日。またその直前には、単独公演も行っている。この新譜がこの人にしては珍しい大作であり、またその内容も間延びすることなく、さまざまな音楽の要素を包含しながら、トータルとして非常に完成度が高い仕上がりになっている。本国イギリスでは商業的にも好調な滑り出しを見せた。

ワタシは、サマソニ直前の単独公演をShibuya-AXへ観に行き、この人の底力に唸らされた。ジャム〜スタカンを経て、ソロキャリアも今や15年を軽く超えているのだが、現在のこの人は何度目かになるピークを迎えていると実感した。以前は封印していたジャムやスタカンの曲も演奏するようになったが、これは過去の遺産を流用したのではなく、今の時代に響く音として鳴らしていた。それが機能するのは、この人自身が現在進行形であるからだ。

サマソニでは、まずは別ステージでのセックス・ピストルズを見て、ファーストアンコールが終わったところで移動し、後半だけだがこの人のパフォーマンスを観ることができた。フェスというのは、必ずしもそのアーティストに対するコアなファンばかりが集まるわけではなく、それは時にプラスにもマイナスにも作用するのだが、この場に集まった多くのオーディエンスを満足させたと、信じている。

日程的には4月中旬に行われるコーチェラにも出演するようで、いい流れで日本公演が行われるのではないかと思っている。

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Paul Weller@Shibuya-AX
92年にNHKホールで初めてこの人のライヴを観て以来、来日公演は欠かさず観続けてきたが、現在のこの人は間違いなくキャリア何度目かのピークを迎えている。『22 Dreams』全英1位獲得はダテじゃなかった!そして、ジャムからは『Carnation』『Eton Rifles』が、スタカンからは『Speak Like A Child』が披露されたっ!

サマソニでウェラーを観る予定の方、期待していていいですよ!

・・・ワタシはピストルズを観る予定でいるのですが、コチラがグダグダのライヴだったら、すぐさまソニックステージに走ろうかな。

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サマソニのソニックステージヘッドライナーにエントリーされ、約2年半ぶりの来日を果たすポール・ウェラー。サマソニではセックス・ピストルズとバッティングするため、ワタシはサマソニに先駆けて行われるウェラーの単独公演に行くことにした。

ポール・ウェラーは、今年で50歳を迎えたそうだ。パンク世代としてはむしろ若い方だと思っていて、例えばジョン・ライドンは今年52歳、亡くなったジョー・ストラマーは、もし生きていれば56歳になる。ちなみにウェラーと同い年には、プリンス、マドンナ、マイケル・ジャクソンという、80年代を代表するカリスマたちがいる(調べればもっと出てくるかもしれない)。ジャムが解散したときウェラーはまだ24歳、スタカンが解散したときでも32歳だった。

今年リリースされた新作『22 Dreams』は、円熟どころかここに来てますます攻めの姿勢を見せる大作かつ意欲作で、アコースティックありダンサブルありデジタルあり、と、かなりバラエティに富んだ内容になっている。豪華なゲストも話題で、オアシスのノエルとゲム、グレアム・コクソン、ロバート・ワイアットらが参加。モッドファーザーと言われて久しいウェラーだが、後輩たちのサポートやリスペクトを受けながら、安住の地に留まることなく今なお前進せんとする姿は感動的だ。

今回、ツアーバンドのメンバーはかなり入れ替わったようだ。なんと言っても驚きだったのが、ウェラーとはスタカン時代からの付き合いで、最早終身雇用制ではないかと(笑)思われていたドラムのスティーヴ・ホワイトが外れていることである。元オーシャン・カラー・シーン(OCS)のデーモン・ミンチェラも今回はなく、前回ツアーから引き続き参加しているのは、OCSのギタリストでもあるスティーヴ・クラドックのみ。また今回のメンバーには、久々にキーボーディストが加わっているらしい。

単独公演は、明日行われる。当初は、同じくサマソニに出演する若手バンドのトルバドールズがオープニングアクトを務めるはずだったが、来日が遅れるとのことで結局ウェラーのみの公演になるようだ。サマソニはキャリア総括的なセットに、単独は新譜を中心としたセットになるのでは?と予想しているのだが、果たしてどうなるだろうか。

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シガー・ロスのチケットが一般発売されたとき、即完売したことにこれほどまで人気があったのかと驚かされ、またチケットが取れなかったことでひどく落ち込んだ。のだが、その後ポール・ウェラーの来日が発表になると、なんだかほっとしてしまった。ストーンズ、ウェラー、U2が3週連続で来日し、しかもいずれもウイークデー(U2の後は1週おいてKornもある)。チケットが取れなかったのは、シガー・ロスは今回はスルーせよというお告げだったのだろう。

で、ポール・ウェラーだ。来日自体は2004年のロック・オデッセイ以来約2年ぶりとなるが、単独公演となると2001年以来5年ぶり。その2001年のときはソロ・アコースティックツアーだったので、通常のバンドスタイルでのライヴとなると、2000年以来実に6年ぶりということになる。

ロック・オデッセイではその一端を垣間見ることができたが、現在のウェラーはついに封印を解き、ジャムやスタイル・カウンシルの曲も嬉々として演奏している。これはこれまで安易に過去の名曲に頼らず、ソロとしてのキャリアをきちんと打ち立てられた上での解禁であって、ライヴではソロの曲とバンド時代の曲とが相乗効果をもたらし、非常に精度が高く密度の濃い内容に仕上がっているのだ。

昨年リリースされた新譜は、タイトルが『As Is Now』。なんと自信に満ちた、肯定的で断定的なタイトルだろう。そしてその内容だが、バンド時代のテイストがふんだんに取り込まれていて、だけどそれは決して懐古趣味的ではなく、まさに今現在のこの人のあるがままを表現した結果なのだ。また来週には、ダメ押しのように『Come On/Let's Go』という日本限定盤がリリースされる予定だ。

バンドメンバーは、できるならロック・オデッセイのときと同じであってほしい。ドラムのスティーヴ・ホワイトは、最早終身雇用制のようにスタカン時代からウェラーのバックを守っている。ギターのスティーヴ・クラドックとベースのデーモン・ミンチェラは、共にオーシャン・カラー・シーンのメンバー(デーモンは現在は脱退)。3人のウェラーに対する忠誠ぶりは、ウェラー本人のプレイを一層引き立てているのだ。

ポール・ウェラーが9月にリリースした新譜『As Is Now』を聴いた。

ネットでサンプルを試聴したり、ラジオで何曲か聴いたりはしていて、その内容はこの人の音楽を長く聴いて来た者にとっては待望であると同時に、まさかの仕上がりになっている。今度の作品には、ジャムやスタイル・カウンシルといったバンド時代を彷彿とさせるリフやフレーズが復活しているのだ。

予兆がないわけではなかった。2001年に行っていたソロアコースティックツアーや、記憶に新しい昨年のロックオデッセイでのステージで、この人はジャムやスタカンの曲を披露している。それは懐メロとしてではなく、今現在のポール・ウェラーの立ち位置を力強く宣言するかのような輝きを放っていて、ただ単に「演奏した」というレベルを超えた、素晴らしいパフォーマンスになったのだ。

こうしたアプローチは、ソロの初期にやっていてもおかしくはなかった。ジャムにせよスタカンにせよ、軸になっていたのがウェラーその人であるのは明白だし、ソロに転じたところで自分の持ち歌としてこれらを披露するのは、むしろありがちなことだ。だけどこの人は、そうはしなかった。キャリア総括ツアーを行った後はバンドにきっちりとけじめをつけて封印し、自らのルーツを再確認しつつソロとしての音作りに励むようになった。バンド時代の栄光に安易にすがりたくはないという、この人なりの挑戦ではなかったのだろうか。それが明確な成果として現れたのは、『Stanley Road』での商業的成功だった。

これ以降のウェラーはよりソウルフルな方向に進んで行き、年齢的にも地味渋の地に収まっていくのかなあと思っていたところへ、この作品だ。ソロとして確固たるキャリアを築き上げてきたところへのダメ押し状態、まさに鬼に金棒状態だ。ノエル・ギャラガーやオーシャン・カラー・シーンを始め、フォロワーの少なくない人だが、今こそこの人の音楽はより多くの人に届けられるべきだと思う。
ポール・ウェラーの『Modern Classics 1990-2001』というDVD作品がリリースされる。ソロとなってからの全PVが2枚組として収められるそうで、映像でソロキャリアを総括できる内容のようだ。ワタシがこのことを知ったのは、去年の12月。当時はリリースも12月と発表されていた。それが1月に延び、そして2月に延びた。2月になると、日本のオフィシャルであるユニヴァーサルミュージックの新譜情報のページにも掲載され、またWEEKLYぴあにも記事が掲載されていたので、今度こそちゃんと発売されるだろうと、楽しみに待っていた。それが、今度は3/9に延期だと。

いったいこれは何なのだ。どうして2度も3度も発売が延期になるんだ。守れないリリース日なら、最初から発表するな。リリースまでの作業過程を見越して日付を決めれば、こんなことにはならないだろう。1度の延期ならまあ仕方ないとも思えるが、2度も3度もとなると、ユニヴァーサルの姿勢を疑いたくなる。3/9になったら、また延期になっていたりして・・・。