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少し日にちが経ってしまったが、俳優の緒形拳さんが5日に亡くなった。死因は肝臓がんで、71歳だった。

亡くなったことに伴い、拳さんの経歴がテレビやネットなどで紹介されるようになった。映画の代表作として挙げられているのは『楢山節考』『火宅の人』などで、これらは賞を取ったから挙げられているのかもしれない。対してテレビドラマの方は、NHKの大河ドラマに何度となく出演しているのが挙げられていた。60代70代辺りの俳優というと、東映や日活といった映画から飛び出したスターが少なくないが、拳さんはそうした出自ではなく、舞台出身のようだった。

主演ばかりしているイメージが強かったのだが、ここ10年ほどは主人公に大きな影響を及ぼす肉親や重鎮といった役どころが多かった様子だ。個人的には、妻夫木聡が主演した『ブラックジャックによろしく』や、木村拓哉が主演した『ギフト』などが、印象に残っている。また、ワタシが実際に劇場で観た作品だと、『優駿』『華の乱』辺りになる。

拳さんが亡くなったことで、テレビ局では予定されていた番組を差し替えて、拳さんが出演されていた作品を流す動きがある。こうした流れの中で、ぜひ取り上げて欲しい作品がある。三島由紀夫の作品及び三島自身の最期を描いた『MISHIMA』という映画があって、海外では公開されているのだが、日本では三島の遺族の反対にあって公開が叶わず、またビデオ化もされていないといういわくつきの作品だ。仮にテレビ放送は難しいとしても、ソフト化は実現されないものだろうか。

謹んで、ご冥福をお祈りします。

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コメント
お久しぶりです!

MISHIMAは公開直後に海外盤のビデオが出回り、僕もレンタルで見た記憶があります。
最近チェックしてませんが、恐らくDVDも普通にリリースされているのではと思います。

三島の作品を寄せ集めたような構成で、緒形拳さん演じる三島の切腹、倒錯愛等を強調した人物描写が、確かに遺族の方々にとっては不快なのかもしれません…
  • by 奥秋
  • 2008/10/12 7:16 AM
おひさしです。『MISHIMA』は海外ではDVD化されているのですが、リージョン1で国内用プレーヤーでは観ることができません。拳さんの死は非常に残念ではありますが、これがきっかけになれば・・・と願う次第です。

公開直後にそんなことがあったんですね。見られていてうらやましいです。
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