NHK-BSにて、2月から断続的に手塚治虫の特番が放送されていて、ワタシも観ていた。それがこの4月からは「週刊手塚治虫」という番組名で毎週BS2で放送されている。

司会はNHKアナウンサーとタレントの杏(渡辺謙の娘)。毎回ゲストを招いて手塚治虫や手塚作品への思い入れを語ってもらい、また手塚作品のマンガとアニメも紹介する。これまでに登場したゲストは、アニメ監督の富野由悠季や映画監督の大林宣彦など。取り上げられた作品は、「鉄腕アトム」や「メトロポリス」などだ。

富野は「鉄腕アトム」のアニメ放送時に虫プロに在籍していて、「青騎士」の回を監督しているそうだ。その後編が流されたのだが、富野は顔から火が出る思いだ的なリアクションをしていた。その理由は、状況描写が薄く、登場人物らに話を説明させすぎていたからだそう。確かにそうだったが、アニメ版の青騎士のストーリーが原作よりもかなり変えられていることにワタシは驚いた。

原作では青騎士の秘密が土壇場になってやっとあかされ、青騎士が人間に反発しロボットだけの国を作ろうという行動に出るのに説得力があった。また、アトムはこの回では人間とロボットとの間で揺れ動き、結局身を挺して御茶ノ水博士をかばい壊れてしまっている。ワタシの中では、「青騎士」は「地上最大のロボット」と並ぶ、アトムの中での重要な回だと思っていたのだが、アニメの「青騎士」はそこまでの衝撃度を備えてはいなかった。

こういうことがわかったのも、この番組の利点である。今後も「週刊手塚治虫」を楽しみにしている。

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