PLANET OF THE APES/猿の惑星(2001)


2029年。調査活動中の宇宙船には、人間のほか、遺伝子操作されて高度な知能を持つ猿も乗船していた。あるときチンパンジーが磁気嵐にのみ込まれて音信不通となり、追跡した宇宙飛行士レオも時期嵐に巻き込まれ、とある惑星に不時着。そこは、猿が人間を支配する惑星だった。レオはいったん囚われの身となるも、友好的な猿を味方につけ、人間を率いて脱出。母船もこの星に到着したことを知って目指す。

68年から73年の5部作とは関連しない、1作目のリメイク作品。しかし、猿が人間を支配しているという設定以外に共通点は薄く、その違いを見つけ出す面白さがある。猿同士の権力をめぐる争いや男女の求愛など、より生々しく人間的になっている。一方、レオ以外の人間もことばを発し、猿に抗するために考え行動するさまは、68年作よりもかなり発展していると言える。

レオをマーク・ウォールバーグ(ザ・ファイター)、また、68年作でテイラーを演じていたチャールトン・ヘストンも老猿役で出演している(特殊メイクなのでほとんどわからないが)。監督がティム・バートンで、夜の森の光景がファンタジックなのはこの人らしい。そして、観客を裏切ったつもりなのか、わけのわからないラストも、やはりこの人らしい。娯楽作品として観ればまずまずだが、文明批判など社会性を帯びている「猿の惑星」シリーズを念頭に置いて観てしまうと、結構きついかも。

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