『アンダーワールド ビギンズ』


吸血鬼族ヴァンパイアは、長きに渡り狼男族を奴隷として支配してきた。吸血鬼族の長ビクターは、とある狼男族との戦いの際、幼児ルシアンを殺さずに引き取って育て、奴隷とは別個に扱う。しかし、ビクターの娘ソーニャとルシアンが恋仲になってしまったことにビクターは激怒。ルシアンを捕らえ拷問する一方、ルシアンの目の前でソーニャを紫外線にさらして殺してしまう。ルシアンはビクターへの復讐と奴隷からの解放を志し、狼男族ライカンを成立させる。

「アンダーワールド」「アンダーワールド2 エヴォリューション」に続くシリーズ第3作だが、時系列的には前日談になり、ヴァンパイアとライカンとの何世紀にも渡る戦いがなぜ起こったのかを描いている。なので、この作品単体で観ると小さくまとまりすぎている感じがするが、前2作での設定や人物の相関関係、各キャラクターの台詞などを思い浮かべると、このシリーズの世界観に浸ることができる。

シリーズの主人公はセリーヌだが、本作ではラストにちょこっと登場するのみ。セリーヌが活躍する舞台は現代だからだが、前作まででビクターがセリーヌの父を殺すもセリーヌは殺さずに自ら噛み付くことでヴァンパイアとし生かしたところまでは描かれていて、なぜビクターがそうしたのかが本作でわかる。一族の秩序を守るためにソーニャを裁いたものの、やはりそこは実の娘。情がないわけがない。そしてセリーヌは、ソーニャと面影がよく似ていたのだ(演じていたのはそれぞれ別の女優)。

時系列的には「エヴォリューション」が最新だが、セリーヌと、その恋人でヴァンパイアとライカンとの混合種マイケルは、双方から追われる身となっていて、まだ先があると思っている。作品は、2003年、2006年、2009年と3年間隔で公開されているので、来年あたり最新第4作が・・・という期待をしてしまう。

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