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ワタシは2001年フジはニール・ヤングを観ていたため観られず、2005年フジが初見。そして今回は、そのとき以来7年ぶりのライヴとなった。メンバーは、バーナード・サムナー、スティーヴン・モリス、復帰したジリアン・ギルバート。ギターのフィル・カニンガムは、正式メンバーなのかな?そしてピーター・フックの代役として、若いベーシストがいた。

『Crystal』『Regret』をオープニングに持ってきたのは予想通り。しかし、その次が『Celemony』だったのには驚いた。4月に大磯で観たフッキーバージョンが、早くも頭をよぎる。バーニーは、『Crystal』のときは声が出てなくて、こりゃグダグダライヴか!?と不安になってしまったが、この後は持ち直してくれた。

序盤、バンドを引っ張っているのは若きギタリストとベーシストの2人のように見えてしまった。バーニーはなんだかよれよれ、スティーヴンは余裕なさそうでやっとリズムキープしているように見え、体型が巨大化してしまったジリアンに至っては、まともに鍵盤を弾いているのかすら微妙だった。

編成と各メンバーのパフォーマンスが上記のように思える中、このライヴを2012年バージョン足らしめていると思えたのは、バックドロップの映像だった。昨日Tシャツを買ったとき、デザインを見てあれ?と思ったのだが、それに通ずる、どことなく無機的でシンプルなデザインに通ずる映像が流れていたのだ。画質はクリアだったので、恐らく今回新たに準備したものだろう(既出なら失礼)。『True Faith』だけ、当時のPVを使っていたのには笑ったが。

そして終盤となり、ついに『Blue Monday』が。長い長いイントロを操っていたのは、フィルかと思ったら、どうやらスティーヴンの様子だった。そしてバーニーが歌い始め、ギターレスのこの曲は不思議な緊張感を帯びてきた。ほとんど表情を変えず、淡々と鍵盤を弾いているように見えたジリアンからも、少し鬼気が感じられた。この曲は、やはり特別なのだ。アウトロになると、バーニーがジリアンの横について鍵盤を弾いていた。

『Temptation』で本編が終了し、ここで退場する人が結構いた。がしかし、キラーチューンはまだ残っているので、絶対にアンコールはあると思い、すかさず携帯でネットし韓国のフェスのセットリストを確認した(ここで、昨夜のサマソニ大阪が短縮セットで7曲に留まっていたことを知った)。

アンコールは、『Transmission』を経て、オーラスが『Love Will Tear Us Apart』だ。イントロを割とあっさりにしていたが、それでも場内が大きくどよめいたのは、バックドロップに曲名が右から左に流れたからだった。更に映像は「JOY DIVISION」の文字を映し、当時の4人の後ろ姿と思われるショットを長した。極めつけはイアン・カーティスのショットで、そのすぐ後に「JOY DIVISION FOREVER」の文字が。もちろんこの間演奏は続いていて、それが終わったとき、まさに大団円となった。

出だしはどうなることかと思ったライヴだったが、最終的にはきっちりと仕上げてきて、素晴らしいライヴとなった。ワタシの2日間に渡るサマソニをこうして締め括ることができて、ほんとうによかったと思った。

ただ・・・、

引っ掛かるのは、やはりピーター・フックの不在だ。4月に大磯でジョイ・ディヴィジョン再現ライヴを観て、ワタシはそのクォリティが遺産の食い潰しではなく、信頼に足ると思った。今回、サポートのベーシストは、もちろんあの野太くもメロディアスなベースプレイをこなしてはいたが、当然のことフッキーとは存在感が違った。

もちろん、決裂した理由は単純ではないだろうし、簡単には修復はできないかもしれない。がしかし、もしできるなら、今一度、ダジャレじゃなく、フッキーがニュー・オーダーに復帰してほしいと思う。たとえば、ロジャー・ウォーターズとデイヴ・ギルモアのいがみ合いを見て、ブラー復帰を決めたグレアム・コクソンと、それを受け入れたデーモン・アルバーンたちのように。
 
 
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