ゼロ・グラビティ

スペースシャトルで船外活動をしていた、医療技師のライアン・ストーン博士。そこへ、ロシアが自国の衛星を爆破したことで大量の宇宙ゴミが散乱し、ライアンは宇宙空間に投げ出されてしまう。同じく投げ出された指揮官コワルスキーは指示を出し続け、やがてライアンの体を自分と固定させる。

スペースシャトルも宇宙ステーションも破損してしまい、このままでは地球への帰還は難しい。しかし中国の宇宙ステーションは稼動していて、2人はそこを目指すのだが・・・。

ライアンをサンドラ・ブロック、コワルスキーをジョージ・クルーニー。登場するのはこの2人だけだ。あとはヒューストン管制センターからの音声や、たまたま拾った地球のラジオの音声といった、声だけの出演があるくらい。船外活動は3人で行っていたのだが、あとひとりは宇宙ゴミの直撃を受けて即死している。

やたらと評価が高く、特にサンドラ・ブロックにはアカデミー主演女優賞候補との呼び声も高い。確かに、恐怖や孤独と戦いながら生への執着を見せる彼女の演技は感動的だし、知らず知らずのうちに応援してしまっている。

静かで無に近い世界、地球の大陸や光(人間が暮らしていることの証と思う)が眼前に広がる光景は、まるで宇宙遊泳を疑似体験しているような感覚がある。一方、ライアンが宇宙空間に放り出されてしまったときのどうしようもない無力さや恐怖感も、ひしひしと伝わってくる。

だからこそ・・・、細かい部分のリアリティを追求すべきだったと思う。ふつうに考えて、宇宙飛行士として宇宙に出るまでには何年も訓練を積んでいるはずで、宇宙空間に放り出されたり、宇宙服内の酸素が少なくなったとしても、パニックになどならないはずなのだ。宇宙服の着脱も、簡易にやりすぎているし。

以前、トム・ハンクスが主演していた「アポロ13」という作品があったと思う。ワタシは未県だが、確か宇宙空間を舞台にしたサスペンス調の内容だったのではと思う。この作品を観終えた後になり、ちょっと気になってきた。

JUGEMテーマ:映画